屋根裏の羊

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archive: 2013年12月  1/2

fifs

ぼく、きょうもちゃんと光れている。あなたの顔が見えるもの。...

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memo.

今までに出会った屋根裏の住人たちのこと。Mr.Woory.手品師屋根裏人形劇団の団長が、人形をつくったあまりのあらゆる布をつぎはぎして作った羊。寡黙。言ってることは、たいてい嘘か本当かよくわからない。Liliani.踊り子操り人形だけれどいつかオーロラを見てみたい。いつも夜中に一人でひっそりと踊りの練習をする。手品師の手品が好き。Oldclock & Coco.時計屋変わった時計作りと時計の修繕が仕事。ハムスターのココは時計の中...

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あの子の猫

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図書館で借りた本や、古本屋で買った本には、ときどきページの間に何か紙が挟んであることがあります。ある時、古本屋で買った物語の本の中に、色紙のようなものをみつけました。その本の唯一の挿絵である蜂の絵のページに、真っ青な四角の色紙が挟まれていたのです。それは、すこしくたびれてはいましたが、一昔前の青色で染められた、今はもうほとんど見ることのできない青色でした。◻︎世の中には、たくさんの職業がありますが、...

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かげふみ

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影踏み影踏み椅子の影猫の影僕の影きみの影だけど肝心な影がみあたらない地球の影はどこかしらああ空には三日月地球の影は月を食べている月面へ綱渡りして影踏み影踏み月の影はどこかしら月の影は夜をつれてくる真っ暗な世界でぼくは影踏み影踏み影踏み...

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とらんぷ

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ひとりでトランプたのしいなダイヤの3をひいた夜、砂漠の花嫁三姉妹キャラバン隊にさらわれて髭の男に宝石みっつ男は宝石売りさばき世にも綺麗な猫を買う綺麗な白猫なにより大事だけど猫のお嫁入り花嫁盗んだ国だったスペードの7をひいた夜、図書館の埃だらけの本の中剣をまじえる音ななつ羊に乗ってる子供たち夢の中での戦いだハートの2をひいた夜、カカシは心がほしくってアリスは恋人ほしかった絵本の中から切り抜いてふたりを...

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工作室

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狼準備室

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九月の国

せかいはづっと秋なのだけどそのことをきにするひとはいないのです落ち葉の中で人びとはねむり  おきて  たくさんのねむりののちそれぞれの空想するだいじな生き物たちをおもいおもいの材料でつくるたとえば  一角獣はちいさな女の子の手の中の毛糸から生まれヤギのつのを持ったいきものは男の手紙の束から秋が深まりいよいよ秋が秋らしくなると落ち葉の中で空想の生き物たちはめをひらきあるきはじめる生き物たちはみんな孤独と優...

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鍵付きの話

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1、黒い館黒い館には、ひとりの男が住んでいて、自分には何一つ価値などなく何も成し遂げられず、誰からも愛されないと深く信じ込んでいた。そのため彼は自ら進んで孤独を選び、人が決して足を踏み入れない辺境の森の館へ移り住んだ。彼は人が怖かった。自分の価値のなさを指摘されてしまうと思っていた。彼は館の門を固く閉じ、自らが外へ出ることも外から人が館に入ってくることも禁じた。彼は館の中に大きな水槽をつくり、一匹...

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猫時計のはなし

寝坊助な君は猫時計を飼い始めた。朝、猫はきっちり六時にニャーニャー鳴く。君は眠たい目を必死で開いて、お腹を圧迫する重たい猫をベッドから降ろす。そして、猫時計の背中のふたを開いてネジを巻いてやる。きっちり七回半巻く。だけどある日の朝、君は眠たすぎた。七回半巻くはずのネジを、夢うつつに目を閉じたまま巻き続けた。ガチリ。嫌な音がして君は目を開いた。猫時計は頭の蓋が開いて中から歯車が溢れ出していた。猫は手...

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